雨の日
今週のお題「雨の日の楽しみ方」
雨の日を楽しむには、家から出ずに本を読み、窓の外の景色でも眺めて「ああ、雨だ。こんな日の景色もロマンチックだなあ」などと物思いにふけるか、またはおしゃれな長靴をはき、しゃれた模様の雨傘をさし、のんびりと歩くのが良いんだろう。
私はそんな優雅なことは言っていられないのである。目が覚めて、「ああ、雨だ。大学に行きたくないよう」から一日が始まり、そんな日の選択肢は、
①いつもより急いで準備をし、混んでいるバスに乗り込む。
②いつもと同じように準備をし、上下のアウトドアーなカッパを着てずぶ濡れになりながら自転車をこぐ。
③父親に頼んで送ってもらう。
④休む。
であるが、どれも精神的にこたえる。①は乗り遅れればアウトであり、家からバス停までは結構な距離がある。また、間に合ったとしても乗り換えの都合、道路の混み具合などで時間どおりにつかない場合が多い。②は確実に濡れるので、一日中不快である。③は父親に急かされ怒鳴られながらの出発になるので、毎度緊張と焦りから大事な持ち物を忘れブルーな気持ちになる。休むのには後ろめたさがある。
行きがバスか車なら帰りはバスであるから、またぎゅうぎゅう詰めの車内。さらにバス停から歩けば、道には避けられない巨大な水たまりがあり、いつも靴中浸水する。自転車ならばまた濡れる。学校に行かなければ、ちっとも勉強せずに一日中寝ているのであり、後悔する。つまり、楽しくないのである。
楽しいことといえば、道にガマガエルがじっと座っているのを発見できるとか(これはかなり楽しい。じっとしているので、観察ができる。ただ、カエルが出てくるのは大抵夜道なので、誤って轢いてしまう危険もある)、雨があがったら清々しくて、虹が出たりしてうれしいとか、カタツムリがいるとか、そんなもんである。最近は生き物との遭遇も稀になり(虫を除く)、大きなカタツムリなどはまず見ない。嫌いなハエや蚊などの虫ばかりだ。
とにかく、学校は近い方が良い。
20110603
夜の10時、大学からの帰りに、本屋に寄った。
恋人から薦められた『自助論』を読むのに大変時間がかかったため、小説や雑誌、漫画や図鑑など以外の「かため」の読み物でも速く読めるようになりたいと思い、速読について書かれたものを探していたのだが、これが思うようなものは無い。こういった速読の実用書の類は一時期流行っていて、探さずとも本屋の棚に平積みされていたような気がするのだが、見当たらない。流行った頃に皆購入したので、もう購入者がいないということなのか。どうなのか。
それで、結局『日本農業の真実』という新書と、谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』(中公文庫)を買って帰った。『陰翳礼讃』が面白く、ずんずんと読み進めている最中である。女性の美(「恋愛および色情」)から、大便の話(「厠のいろいろ」)まで、おもしろいのである。室生犀星や寺田寅彦の随筆を読んだ時も面白いと感じてワクワクしたので、思うに私はエッセイが好きなのだろう。
- 作者: サミュエルスマイルズ,Samuel Smiles,竹内均
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2002/03/21
- メディア: 文庫
- 購入: 44人 クリック: 299回
- この商品を含むブログ (149件) を見る
- 作者: 谷崎潤一郎
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 1995/09/18
- メディア: マスマーケット
- 購入: 26人 クリック: 180回
- この商品を含むブログ (221件) を見る
- 作者: 生源寺眞一
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2011/05/11
- メディア: 単行本
- 購入: 5人 クリック: 35回
- この商品を含むブログ (14件) を見る
マウスピース
あごが痛いのは「噛み締め」の癖が原因であろう、ということで、歯医者にマウスピースを作ってもらった。装着料など込みこみで4800円。
これが、非常にいづい(方言)。他に何と言ったらいいのか。違和感がある?なんかこう、歯が苦しいというか、なんかいやな感じである。その上しゃべりにくい。
そのせいか、変な夢を見てうなされる。寝起きも悪い。具体的にどんな夢を見るかと言うと、
・海岸に置き去りにされ、方向音痴のせいで目的地に行けず泣く
・そう思ったら、いつの間にか「田舎の民宿から海岸まで行きたい」という設定になっている
・結局目的地には行けない
というような、なんとももどかしいものや、
・研究室の先輩がゲイであることを告白
・妙に納得し、どっち(タチorネコ)か聞く
・ネコであることが判明し、妙に納得する
というような、その先輩(実際はゲイではない(と思われる))にはとても言えないようなものである。なぜ夢の中で私が納得したのかも不明だ。
今日はよく寝て夢も見ず、ちゃんと起きたい。