20100521

大学の駐車場に車が停まっていた。


それを見て、「あ、コーヒー牛乳色のかわいい車だ」と思った。思ってから、「コーヒー牛乳というのは恥ずかしい言い方だろうか」「カフェオレとかモカなどという言い方のほうが良いのだろうか」と考えた。
しかし咄嗟に出てくる言葉はカフェオレではなくコーヒー牛乳である。いいじゃないか。コーヒーと牛乳を混ぜたものはコーヒー牛乳。
洒落た表現は何となく恥ずかしい。本質が素朴な田舎者なのだ。スウィーツという言い方も馴染まない。甘いもの、おやつ、お菓子、果物、プリン、ゼリー、ケーキ、アイス、わらび餅、焼き芋、と言った方が、得体が知れて安心する。
パンツやレギンスも、ズボン、スパッツと言ってしまう。パンツと言われたら下着の方を思い浮かべる。下着とかショーツという言い方はしっとりと女性的な暗さが漂っている気がして気持ちが悪い。「パンツ!」というと明るく開放的な感じがする。
スパッツというと笑われる。ふくらはぎがぱっつぱっつしている感じを連想させて良いと思うのだが。ちなみに私は不格好な脚の線を強調したくないのでスパッツはあまり穿かない。


授業後、トイレに行く道すがら、思ったことであった。