20110227

コンビニのバイト。バイト中に、行く客来る客をぼんやり眺めていた(バイト中にぼんやりしていてはいけないが、それのついては今回は横に置いておく)。
人間にはそれぞれの人生があるし、それぞれの事情がある。こうして店員の私には「客」としてひとくくりに扱われているが、彼らもそれぞれのドラマを抱えてここにいるのだろう。3分前くらいに来た20代半ばくらいのサラリーマン風の男性は、もしかしたら遠距離恋愛の恋人を想いながらデザートを眺めているのかもしれないし、今同じ駄菓子を2個ずつ買っていった少女は小さな弟とそれを分け合うのかもしれない。
無愛想なおばさんにも、行儀の悪いガキにも、妙に挙動不審の男にも、ドラマがあるのだ。そう思うと彼らみんなに優しく接したくなる。