歌について

今日、合唱部で「独唱会」というものがあった。つまり合唱ではなくて、皆の前でひとりで歌うという会である。今回初めて出てみたのだが、ひとりで歌うのは緊張した。しかし、いくら緊張しても歌うのは楽しい。
これは私の勝手なポリシーなのだが、楽しくなければ歌じゃない。歌は、溢れる感情に伴って湧いて出てくる。または気分が冴えない時でも、人の歌をきいたら何かほぐれる。あるいは歌ってみたらだんだん楽しくなってくる。
それが私にとって理想の「歌」だ。確かに上達のためには楽しいだけではいけないかもしれないが、他を全部取り払って最後に残る芯のようなものは、楽しさだと思っている。
楽しいだけが歌じゃない、でも楽しくなければ歌じゃない。
頑固に譲れないことなのです。

そんな思いを高校生の頃に詩に書いたものがあり、なんだか痛々しいし変な詩だったが載せてみることにした。ああ、自分にとって歌うこととは快楽なのだ、と知ったときの詩である。