指先が触れて 初めてわかる君の体温
何者かから逃げるように 僕と君は外へ出た
さようなら、と
あとは手を振ってさ
別れは必ず訪れた
だから2人は
世界で一番柔らかいときに背を向けて行く
心の中には未練もあるけど でも 飛ばなきゃならないんだ
ちょっとしたことで 泣いたり ときめいたり
潜在的に不安定な心で 君と僕が外へ出る
おやすみ、と 目を閉じるだけさ
夢はとにかく迫ってくる
そして2人は
世界で一番ぬかるんだ場所を抜け出して行く
怖さだってたくさんあるけど でも 君となら
時々ぶつかったりすれちがいながら
2人は外へ出た
(高校生のときに書いた、瑞々しい詩)