満月

今夜は、満月、 どこかにすがろうと、心、 どれほど悩んでも、答えはまたどこかへ行ってしまった。 なぜなら なぜ?わからない どうして? 決心は、すぐに蒸発していきました。(今も) なにもかも決められないで、自転車にのった私が風を切るだけ。 風を 切…

一昨日の鼻歌

夜露も凍る 真冬です。 すべてのものがこおります。 あなたのことを思います。 想いも凍る 真冬です。 路面が鏡のようで、すべります。 生物も、無生物も、 すべてが動けずにいます。 その証拠に 泣きたいのですが、泣けません。 水道管が凍ってしまうみたい…

20101116

今日の鼻歌の歌詞 夜は寒すぎて 夜は寒すぎて 私の心は帰れない 暗い夜、まちの灯りが私を押しても 私は(もう)(そこには)戻れない ちなみに女性三重唱という設定で、この歌詞をエンドレスリピートするのである。終わりが見えない。 曲調の一部はジョンラター…

20101010

眠たくて書くことがまとまらないので、今日の帰り道に歌った自作の即興鼻歌の歌詞を、ここに書き留めることにする。 タイトル:小石 お池にぽちゃんと石を投げ込む わたしは石をぽちゃんと投げ込んだ こんなつもりじゃなかったのに グレータグレータグレータ…

その中で

思いきり泣いて 思いきり叫ぶ 言ってはいけないことが多すぎる、自由な世界から、 ここは自由になった場所 だれもわたしを聞くものはいない だれにも咎められない 誰も傷つけない 聞いているものは誰ひとりいない 好きなだけ涙を流して、狂って取り乱して、…

夕方5時のノスタルジー

りんごぶらんこ 3丁目第2公園 かたすみでゆらゆら 向かい合っておしゃべり スカートがゆれて 帽子がとんで 砂場 ブランコ すべり台 かたすみでゆらゆら もうあとかたもない 「遊具の老朽化に伴い怪我人が相次いだのを受け、市内の箱型ブランコが一斉撤去され…

青春

青春・モラトリアム 誰も僕を救おうとしない、僕は誰も救おうとしない 青春・・・ 君をもっと見たいのに 君はそうさせない もっと僕に笑ってよ そして 僕の歌を聴いてほしい 青春・青春・・・ 青春・・・ アァ僕は宙ぶらりん 渦巻きに巻かれたいのに 渦巻き…

UFO

君は あれはUFOじゃないって言うよ でも 僕は信じない 飛行機だなんて 信じない あれはUFOだ UFOっていうのは「未確認飛行物体」の略だから、 未確認の飛行物体ならばUFOと呼んで良いんだ だから あれがUFOでも良いんだ って君は言うよ 僕に…

死と生と愛のこと

そんなにもあなたはレモンを待つてゐた かなしく白くあかるい死の床で 高村光太郎「レモン哀歌」(『智恵子抄』)より ああとし子 死ぬといふいまごろになつて わたくしをいつしやうあかるくするために こんなさつぱりした雪のひとわんを おまへはわたくしに…

にゅう

指先が触れて 初めてわかる君の体温 何者かから逃げるように 僕と君は外へ出た さようなら、と あとは手を振ってさ 別れは必ず訪れた だから2人は 世界で一番柔らかいときに背を向けて行く 心の中には未練もあるけど でも 飛ばなきゃならないんだ ちょっと…

残像

惑星を両腕に抱えて 走る彼 彼はその靴がお気に入りのようね ある日彼は あたしの目の前を横切って行った 雨に歪んだ窓ガラス 今にも飛んでゆくように 輝く彼 花柄のシャツとキルトのかばんで 今日も彼は あたしの前を一瞬で去って行った それでも あたしの…

こころ

詩の本を読んでいて、萩原朔太郎の「こころ」という詩がゲド戦記の「テルーの唄」にそっくりだということを発見した。テルーの唄は以前女声合唱で歌ったので知っていた。調べてみると、やはりテルーの唄はこころから着想を得たそうである。それについて書い…

プラネット

はしるはしる だれかの想いでいっぱいに 表面を覆われながら まわる 振り落としもせず すべてのことを 表面いっぱいに抱えて まわる 大きな不安とバラいろの夢 苦い涙と恐怖と本能 ひとときの喜びも あの人の言葉も、あの人の言葉も そしてきっと遠くから見…

光る地面に竹が生え、 青竹が生え、 萩原朔太郎「竹」 何が良いのだと訊かれたら、 何が良いのかわからないが、 青空のもとに竹が生え、 竹、竹、竹が生え。 良い。

マジカルエクスタシー

湧いてくる歌声に、心揺さぶらせて 気付かぬうちに羽が生える 日々の辛さも 一瞬の快楽で忘れてしまいましょう 泣きながらでも怒りながらでも 気付かぬうちに 宙に浮く 混沌とした思い 破裂するくらい息を吸って 洪水のように溢れさせる 魔法のメロディ とて…

詩について

小学6年生くらい、ちょうど思春期初期から、歌詞のようなものを書き始めた。作曲もできないのに作詞しているわけだから、いわゆる中二病であろう。内容は、誰にも見せられないような恥ずかしいものである。詩は、こつこつと飽きずに今まで書いている。大学生…