その中で

思いきり泣いて
思いきり叫ぶ


言ってはいけないことが多すぎる、自由な世界から、


ここは自由になった場所
だれもわたしを聞くものはいない
だれにも咎められない
誰も傷つけない
聞いているものは誰ひとりいない


好きなだけ涙を流して、狂って取り乱して、悪口もたくさん言う
筋道立てて話さなくていい、
わがままで自己中で目茶苦茶な理論でいい
わたしの言葉があふれるままに、しゃべりつづける


そしてわたしは
四半世紀入れなかった風呂からあがったように
ピカピカの顔でそこから出てくる。